あらら

「すいません、もう大丈夫です」人通りの多い路地を入ってきた救急車に向けて男はいった。バタン。降りてきた運転手は不満そうに「そうですか、それじゃバックするので誘導してください」といいながらドアに手をかけた時、「あっ!ロックしちまった」まだまだ時間がかかりそうだ。